栃木県で刑事事件に強い弁護士に相談

栃木県の刑事事件の発生件数

栃木県の刑事事件の発生件数は16,345件

栃木県の刑事事件の平成26年の発生件数は16,345件で、全国では20位です。栃木県では特殊詐欺や強盗、わいせつ、ひったくり、住宅を対象にした窃盗、自動車盗、自転車盗、車上ねらい、万引きを「重点抑止犯罪」として取り組みを進めています。 重点抑止犯罪の発生状況を宇都宮市で見てみましょう。宇都宮市でもっとも多いのは自転車盗で、平成27年は約半年で446件発生しています。次いで多いのは万引きで、380件発生しています。また、車上ねらいと特殊詐欺は前年よりも増加しているのが特徴です。

栃木県の近年の傾向

栃木県の刑事事件の近年の傾向としては、やはり特殊詐欺の増加があげられるでしょう。栃木県内で発生した特殊詐欺の内、約半数がオレオレ詐欺で、被害額は1億9,700万円にのぼります。次いで多いのは架空請求詐欺で、特殊詐欺全体の約27％起こっています。また、発生件数は少ないものの被害額が大きいのが金融商品等取引名目詐欺です。「儲かる」とか「うまい話がある」と言われて、うっかり乗ってしまい被害に遭うケースが多く見られます。 特殊詐欺の被害者の82.7％は60歳以上で、高齢者が被害に遭っていることがわかります。特殊詐欺の発生が多い地区は宇都宮市で、特に宇都宮東署管内で多発しています。また、小山市や真岡市でも多くの被害が出ています。

栃木県内の地区別の刑事事件

栃木県内の刑事事件の発生を市区町村別に見てみると、もっとも多いのは宇都宮市でトップです。発生件数も多いのですが、人口1000人当たりの発生件数でも県内トップになっています。人口1000人あたりの犯罪件数で2位は小山市、3位は那須塩原市、4位は壬生町、5位はさくら市、6位は下野市、7位は上三川町、8位は大田原市、9位は栃木市、10位は那須町となっています。一方、県内で犯罪が少ないのは市貝町や塩谷町、茂木町、益子町などです。 また、1000世帯あたりの住宅を対象にした侵入窃盗犯が多いのは小山市で1000世帯あたり0.91件になっています。2位は野木町、3位は下野町、4位は塩谷町、5位は上三川町となっています。県内で犯罪がもっとも多い宇都宮市は、住宅侵入の窃盗では6位になっていました。宇都宮市ではそれ以外の犯罪が多いことがわかります。

窃盗事件が多発

自動車盗が増加

宇都宮市では自動車盗は前年よりも減少しています。しかし、全国的に見てみると、決して少ないわけではありません。特に単位人口当たりの自動車盗の犯罪件数では、全国1位は茨城県です。2位は千葉県、3位は愛知県、そして4位に栃木県が入っています。 県内で自動車盗がもっとも多いのは宇都宮市、2位は小山市です。真岡市や栃木市でも自動車盗の犯行が目立っています。被害に遭った車両の多くは無施錠で、盗難防止装置（イモビライザー）の設置がありませんでした。

同様に車上ねらいも多発しています。車上ねらいは宇都宮市が圧倒的に多く、400件を超えています。次に小山市、栃木市、足利市大田原市などでも多発しています。車上ねらいは施錠している車も被害に遭っていることから、県警では注意を呼びかけています。 また、街頭犯罪ではわいせつやひったくりが多発しています。こういった犯罪は、ただ近くにいただけという理由で疑いをかけられる可能性があります。もし犯罪の被疑者にされそうになった場合は、速やかに弁護士に相談するようにしてください。

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